30年後の自分


妊娠糖尿病の期間中、食事制限も血糖検査もインスリン注射もしんどかったし、赤ちゃんには申し訳ないことをしてしまったけど、今思えばすごくいい経験をできたと思ってます。
自分の体質を見直すいい機会になった。
総合病院での先生に言われた印象に残る言葉として、「妊娠中の体質は30年後の自分と思ってください」と言われました。
私の家系はもともと糖尿病が多いので、将来私も糖尿病になるリスクは確実に高いんだと思う。
それを早めに赤ちゃんが教えてくれたのかもしれない。
食事をして都度血糖値を測る機会なんてめったにない事なので、どういった食べ物で自分が血糖値が上がりやすいのか、よく知ることができた。
せっかくこの体験できたわけだから、今後も気をつけていくつもりです。

体重について


この食事制限のおかげなのかどうかはわからないけど、出産直前の体重は、妊娠前と比べて約7kgしか増えませんでした。
3176gの赤ちゃんを出産して、産後4日目で妊娠前の体重に戻りました
長男のときも体重の減少は同じ感じだったのでもともとそういう体質なのかもしれないけど😅

ダイエット用糖質制限と妊娠糖尿病

最近は糖質制限ダイエットが流行ってるおかげで、糖質制限に関しての情報は調べるとたくさん出てくるし、糖質制限向けの商品やサービスが沢山あるのでとても助かりました。
でも混同してはいけないなーと思うのが、妊娠糖尿病の糖質制限は、ダイエットのそれとは違うってこと。
赤ちゃんの栄養をしっかりとらなきゃいけないので、ただ単に糖質をカットしたらいいわけでなく、バランスよくとらなきゃいけない。
あとから当時の食事内容見直すと「なんだかんだで結構量は食べてるなー」と思います。。
でもとにかくお野菜やタンパク質をたくさんとってました。
甘い物が食べたくなったら糖質オフのデザートを、麺類ガッツリ食べたくなったらこれも糖質オフ系を最大限に利用してました。
米食べたい欲ばっかりはどうしようもないので◯◯丼系はひたすら我慢。。
よく困ったのは遠出中のパーキングエリアとかフードコートとかだったな。
ああいうとこって大体のメニューが麺類か◯◯丼が多い。。
困ったのは本当にそのくらいで、だいたいどこに外食しても、ご飯を食べずにおかずのみにしたりして、うまいこと糖質制限の食事内容を心がけることができました。

血糖値あげないための工夫


血糖値を測り始めて気がついたこと。
「あれ?土曜日の血糖値が低い。。」
私は毎週土曜日は朝からフラダンスに通ってます。
フラを踊った日は、一日すごくいい値が出る!!
これは感動しました。
やっぱ、血糖値をあげないためには「適度な運動」!これ一番効果的なのがわかりました。
適度な運動が良いとわかってからは、朝食後に体のストレッチ&少し家でも軽くフラダンス、というのを習慣づけました。
それからかなり血糖値がコントロールできたんじゃないかと思います。
たぶん、「痩せる」「ダイエットする」ことが目的なら、こんなゆるい運動じゃ意味がないのだと思うけど、ゆるーく運動するだけで血糖値の上がりが緩やかになってる気がします。私の場合は。
いろんなブログなんかを徘徊していると、「食後30分後の運動が効果的」というのをよく見かけたのですが、私の場合は、食直後に動いていたほうが血糖値が上がらなかったように思います。
人によっていろいろあるんだろうけど。
ほんとに、「運動」までやらなくていいんです。
朝食後、すぐに食器の片付けをして、洗濯をして、軽くストレッチ、フラダンスを一人でゆるーく踊ってみる、この生活おくっていると、血糖値はとてもいい感じにコントロールできました。
多分、ご飯食べる→お腹いっぱいになって気持ちよくなってごろーん→これ最悪。
簡単な家事でいいからなんとなく体動かしてると私の場合はとてもいい感じだったのです。

血糖値をあげない神メニューand血糖値爆上がりメニュー


血糖値が上がらなかった神メニュー、これ「お鍋」です。
お鍋は作るの楽ちんだし栄養取れるし血糖値上がらないしで、お昼はほぼ毎日一人鍋してました。
夜の家族メニューも土日のどちらかは鍋でした。
小さい人一人用の鍋にお野菜たっぷり、タンパク質取るために豆腐とか卵とか薄揚げをぶっこんだり、最後に少量のご飯orおうどんを入れます。
夕食前だけインスリンを打っていたので、夜にお鍋をの場合は、必ず〆の炭水化物を取らないと低血糖になってしまうほどでした。
なんで鍋だとこんなにいい感じになったのか。多分だけど、

  • 〆の炭水化物を食べるまでに野菜を沢山先に食べるから
  • お鍋を食べてると食事をゆっくり取ることができるから
  • スープもたくさん飲んでいて、それでお腹もたまっていくから

ココらへんが理由かな。とにかくお鍋は神メニューだった。

逆に血糖値爆上がりのホラーメニュー。
私にとっては「」でした。
米ってやっぱりすごい栄養価が高いというか、体に吸収しやすいというか、素晴らしい食べ物なんだなーーってつくづく思いました。
ほんのちょっと食べただけでガコーーーンとあがるんですよね😓
妊娠糖尿病になった人に聞くと誰もが口をそろえて「米・爆上がり」って口をそろえて言うんですよね。。
もともと私の体重やら妊娠週数では、栄養士さんからは100gのお米を食べるように指導されていたのですが、どうしてもそれでは血糖値が基準値より高くなってしまうため、後半は70g~80gに減らして食べてました。
あと、お米は上がりすぎるので、朝昼に食べるのは恐くなり、インスリンを打つ夕食のときだけ米を食べるようにしました。
パンの方が太るっていう印象あるし、パンにはバターやらお砂糖やらも入ってるので糖質制限には向いてないこと間違いないのですが、とりあえずは「食後2時間値を測る」という生活だったので、2時間後の値だけをみると米のほうがアウトだったんですよね、、
何が目的かよくわからなくなってきますが、とにかく2時間後の数値をあげないためには米はNG。
もしかすると、パンはゆっくり上がるとかいろいろあったのかもしれないけど。。
この辺は24時間データを取ってるわけではなので不明のまま。

あと、米には代替がないんですよね。。
パンは低糖質のシリーズとかたくさん出てるけど、お米はそういうわけにもいかず。
低GIと言われる雑穀米を進んで食べてはいましたが、私の検査値ではあまり変わりなかった。。体質や測るタイミングによるのかな。

 

あと、もう一つ。謎に高値を叩き出していた食べ物。
肉まん」です。
別に肉まんなんて、普段は殆ど食べなくていい存在なのに、無性に食べたくなって。。
しかも糖質の塊の皮だけをむさぼりたい衝動にかられて、数回肉まんを食べたのですが、めっちゃくちゃ血糖値上がった😂
たまたまそのときの体調がよくなかったのかどうかは不明。
お肉の脂分と皮の糖質との組み合わせが地獄だったのか、、、肉まんはやたら上がった思い出です。

 

「若いうちに産んでおけばよかった」のか?

妊娠糖尿病は、私のような高年妊娠(35歳以上)の妊婦さんがなりやすいそうで。
じゃあ、若いうちに産んでおけばよかったのか、って悶々としたんです、この病気が発覚した時。
たしかに、食事制限も血糖値検査もインスリン注射も面倒で大変でいろいろ苦労したし、おなかの赤ちゃんのも本当に申し訳ないことをしてしまいました。
でも、今までを振り返ってみて、今じゃないとダメだったよなー、と。

私のこれまでの人生においての一番のラッキーは夫に出会えた事だと思ってます。
今、楽しく子育てができているのは夫じゃないち無理だったと思うし。
若いうちに産む事ができていてもこの仕事の楽しさは気づけてなかったかもしれない。
世界一かわいいんじゃないかと思う天使なわが子たちは夫と出会えたから授かったわけだし。
子育てが下手すぎる私は、長男生まれてからいっぱいいっぱい過ぎて、長男5歳のこのタイミングじゃないと2人目を生みたいなんて気力は湧きおこらなかったし。
だから今じゃないとダメだったから仕方ない!!!
 
 
 
とにかく次男が元気に生まれてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。
今後は、糖尿病体質の自分の体をよく観察しつつ、食事や生活習慣を見直していきたいと思ってます。
自戒を込めて、ブログに全部残しました。